株主通信社会環境報告書WebIR/CSR 企業にとってSDGsが不可欠な理由 Vol.03 20.11.09 それぞれの企業で初めてSDGsに取り組むとき、2つのポイントがあります。それは、ESGファクターの検討とSDGコンパスの活用です。①ESGファクターを活用ESGファクターとは、環境・社会・ガバナンスの視点から、企業の持続可能性や倫理的な状況を測定するための要素を指します。これらを把握するには、自社のビジネスモデルに沿って、優先度をふくめ整理する必要があります。なぜなら、不動産や工場などの施設を保有しているか、あるいは、女性が多いとか福利厚生や労働環境など、企業によって重要なESGファクターは異なるからです。そのため、協力会社などサプライチェーンを含め、事業の全体像を把握する必要があります。その上で優先すべきファクターを検討し、目標とする指標や実績などを挙げ、できるだけ数値化するか、客観的なエビデンスを準備して表示していきましょう。②SDGコンパスでビジネスモデルと17の目標の連携を次に、ビジネスモデルとSDGsの17目標との連携を図ります。これには、サステナビリティに関する国際基準の策定を使命とする非営利団体、GRIが作成したSDGコンパスが便利。これは、各企業に相応しいSDGsとの連携モデルづくりを支援するものです。①SDGsを理解する ②優先課題を決定する ③目標を設定する ④経営へ統合する ⑤報告とコミュニケーションを行う という5つのステップが示されています。特に②では、自社の事業内容にSDGsを落とし込む方法が紹介されていて、有用なツールということがわかるはずです。もちろん、17の目標すべてを扱う必要はありません。自社の事業内容や経営目標をふまえ、「正」と「負」の影響を評価しながら優先課題を決め、SDGsの各目標をマッピングしていくのです。今後、あらゆる企業において、社会や環境への影響を考えることが不可欠になります。ぜひこの機会に、SDGsと真剣に向き合ってみてはどうでしょうか。 関連記事 Webの壁[担当者に必要な基礎知識/その②]基本構造 Illustratorで必須機能! タブルーラーを使いこなそう! Illustratorで写真を切り抜くには? 偽りのWebマーケティング
それぞれの企業で初めてSDGsに取り組むとき、2つのポイントがあります。それは、ESGファクターの検討とSDGコンパスの活用です。
①ESGファクターを活用
ESGファクターとは、環境・社会・ガバナンスの視点から、企業の持続可能性や倫理的な状況を測定するための要素を指します。
これらを把握するには、自社のビジネスモデルに沿って、優先度をふくめ整理する必要があります。
なぜなら、不動産や工場などの施設を保有しているか、あるいは、女性が多いとか福利厚生や労働環境など、企業によって重要なESGファクターは異なるからです。そのため、協力会社などサプライチェーンを含め、事業の全体像を把握する必要があります。
その上で優先すべきファクターを検討し、目標とする指標や実績などを挙げ、できるだけ数値化するか、客観的なエビデンスを準備して表示していきましょう。
②SDGコンパスでビジネスモデルと17の目標の連携を
次に、ビジネスモデルとSDGsの17目標との連携を図ります。これには、サステナビリティに関する国際基準の策定を使命とする非営利団体、GRIが作成したSDGコンパスが便利。
これは、各企業に相応しいSDGsとの連携モデルづくりを支援するものです。
①SDGsを理解する
②優先課題を決定する
③目標を設定する
④経営へ統合する
⑤報告とコミュニケーションを行う
という5つのステップが示されています。
特に②では、自社の事業内容にSDGsを落とし込む方法が紹介されていて、有用なツールということがわかるはずです。もちろん、17の目標すべてを扱う必要はありません。自社の事業内容や経営目標をふまえ、「正」と「負」の影響を評価しながら優先課題を決め、SDGsの各目標をマッピングしていくのです。
今後、あらゆる企業において、社会や環境への影響を考えることが不可欠になります。ぜひこの機会に、SDGsと真剣に向き合ってみてはどうでしょうか。