Web広報PRプランニング広告業界 Webの壁[担当者に必要な基礎知識/番外編]知っておきたい用語集 15.12.07 技術革新の早いWeb業界。とはいえ、Webサイトご担当者にとり、基本的な用語を理解することは重要な意味があります。ここでは最低限知っておきたいが、今さら聞けない用語について解説いたします。Web API大手ベンダーによる各種サービスを無償で自社サイトに活用。API(Application Programming Interface)の概念は、一からすべてを開発する面倒や困難をスキップするため、元のプログラムからその機能を利用できるようにするというもの。代表的なものにGoogle MapsやFacebookの「いいね!」ボタンなどがある。利用者側のメリットとして、無償で手間をかけずに自社サイトの品質が上がること。同時にサイト閲覧者に対して、高度で有益なサービスを提供できる点が挙げられる。Google、Amazon、Twitterなど各種サービスとの連動が容易に可能となる。一方、提供者側のメリットとして、技術やサービスを広めることにつながっている。さらにWeb APIはサービス単体で使用する以外にも、複数のサービスを融合させオリジナルのサービスを生み出すこともできる。これはマッシュアップと呼ばれており、インターネットの可能性はさらに広がっている。CMSサイト設計やデザイン、コーディングなどブラウザ上で簡単に制作。一般的なWeb制作はHTMLやCSSなどのデータを作成して完成される。しかしこの方法ではWebページが増えた場合など、管理に膨大な手間がかかることがある。そこでHTMLなどを更新するのではなく、文書・画像などのコンテンツを更新するCMS(Content Management System)という概念が考案された。ブラウザ上で直接入力することができるため、HTMLを知らないユーザーでも修正や更新が可能。WordPressなど世界的に利用者の多いCMSもある。最新版プログラムを入手しWebサーバにインストールすれば簡単に使える。しかもHTMLを理解していなくても更新できる。そんな良いことずくめのCMSだが、やはり高度なデザインには専門知識が必要となる。またHTML文書が自動で出力されるため、アウトプットを完全にコントロールできないというデメリットもある。PHP相互コミュニケーションを可能にし、ネットビジネスを裏で支える技術。PHPはWebサーバ内にあり、各ユーザーの要求に応じてそれぞれ異なるHTMLを作成し、ユーザーに送信するためのプログラミング言語だ。問い合わせフォームやショッピングカート、ブログ、Facebook、What’s Newやお知らせなどインターネットビジネスを裏で支えており、ソーシャルメディアも含め数多くのWebサイトに利用されている。スクリプトを活用すれば、同じURLでもPCやタブレット端末など異なるデバイスに応じて自動で切り替えることも可能だ。動的なWebサイトを作るため、データベースのシステムと連携することもできる。例えばオラクル社が提供するデータベース管理システム「MySQL」に蓄積した「最新ニュース」や「お知らせ情報」などをPHPで処理すれば、情報を更新するたびに一覧や詳細に自動で反映され、管理や更新が非常に手軽になる。JavaScript動的でインタラクティブな表現を可能にするプログラミング言語。主にWebブラウザで実行されるスクリプト言語で、HTML文書内に書かれたJavaScriptを読み込み、動きを持たせることができる。HTMLとCSSだけで作られた簡素なWebページを、リッチで使い勝手の良いものにすることが可能だ。例えばマウスオーバーすれば画像がフェードイン・フェードアウトする、入力時の制限文字数を超えると色が変わるなど、さまざまな表現ができるようになる。またJavaScriptをWebページへ簡単に組み込める、「jQuery」などのライブラリを活用する方法が注目されている。簡単なルールさえ覚えておけば、高度な仕掛けやインタラクティブな動きを自社のWebサイトに利用することができる。Appleの端末がFlashに対応していないこともあり、jQueryを使えば複雑な動きを表現でき、近年ニーズが高まっている。 関連記事 ~すでにそこにある未来~ 大転換期の広告手法 【第Ⅱ部 社会・経済... 【テレワーク】社員たちのリアルな声 Vol.2 記念誌制作に役立つ6つのアイデア ~イントロダクション~ フォトショでカンタンに曇り空を晴れ空に変えてみよう
技術革新の早いWeb業界。とはいえ、Webサイトご担当者にとり、基本的な用語を理解することは重要な意味があります。
ここでは最低限知っておきたいが、今さら聞けない用語について解説いたします。
Web API
大手ベンダーによる各種サービスを無償で自社サイトに活用。
API(Application Programming Interface)の概念は、一からすべてを開発する面倒や困難をスキップするため、元のプログラムからその機能を利用できるようにするというもの。
代表的なものにGoogle MapsやFacebookの「いいね!」ボタンなどがある。
利用者側のメリットとして、無償で手間をかけずに自社サイトの品質が上がること。
同時にサイト閲覧者に対して、高度で有益なサービスを提供できる点が挙げられる。
Google、Amazon、Twitterなど各種サービスとの連動が容易に可能となる。
一方、提供者側のメリットとして、技術やサービスを広めることにつながっている。
さらにWeb APIはサービス単体で使用する以外にも、複数のサービスを融合させオリジナルのサービスを生み出すこともできる。
これはマッシュアップと呼ばれており、インターネットの可能性はさらに広がっている。
CMS
サイト設計やデザイン、コーディングなどブラウザ上で簡単に制作。
一般的なWeb制作はHTMLやCSSなどのデータを作成して完成される。
しかしこの方法ではWebページが増えた場合など、管理に膨大な手間がかかることがある。
そこでHTMLなどを更新するのではなく、文書・画像などのコンテンツを更新するCMS(Content Management System)という概念が考案された。
ブラウザ上で直接入力することができるため、HTMLを知らないユーザーでも修正や更新が可能。WordPressなど世界的に利用者の多いCMSもある。
最新版プログラムを入手しWebサーバにインストールすれば簡単に使える。
しかもHTMLを理解していなくても更新できる。
そんな良いことずくめのCMSだが、やはり高度なデザインには専門知識が必要となる。
またHTML文書が自動で出力されるため、アウトプットを完全にコントロールできないというデメリットもある。
PHP
相互コミュニケーションを可能にし、ネットビジネスを裏で支える技術。
PHPはWebサーバ内にあり、各ユーザーの要求に応じてそれぞれ異なるHTMLを作成し、ユーザーに送信するためのプログラミング言語だ。
問い合わせフォームやショッピングカート、ブログ、Facebook、What’s Newやお知らせなどインターネットビジネスを裏で支えており、ソーシャルメディアも含め数多くのWebサイトに利用されている。
スクリプトを活用すれば、同じURLでもPCやタブレット端末など異なるデバイスに応じて自動で切り替えることも可能だ。
動的なWebサイトを作るため、データベースのシステムと連携することもできる。
例えばオラクル社が提供するデータベース管理システム「MySQL」に蓄積した「最新ニュース」や「お知らせ情報」などをPHPで処理すれば、情報を更新するたびに一覧や詳細に自動で反映され、管理や更新が非常に手軽になる。
JavaScript
動的でインタラクティブな表現を可能にするプログラミング言語。
主にWebブラウザで実行されるスクリプト言語で、HTML文書内に書かれたJavaScriptを読み込み、動きを持たせることができる。
HTMLとCSSだけで作られた簡素なWebページを、リッチで使い勝手の良いものにすることが可能だ。
例えばマウスオーバーすれば画像がフェードイン・フェードアウトする、入力時の制限文字数を超えると色が変わるなど、さまざまな表現ができるようになる。
またJavaScriptをWebページへ簡単に組み込める、「jQuery」などのライブラリを活用する方法が注目されている。
簡単なルールさえ覚えておけば、高度な仕掛けやインタラクティブな動きを自社のWebサイトに利用することができる。
Appleの端末がFlashに対応していないこともあり、jQueryを使えば複雑な動きを表現でき、近年ニーズが高まっている。