会社案内リクルート案内人材戦略 「会社案内」と使い分ける!新卒採用活動の重要アイテム「リクルート案内」 16.05.02 採用したい人材の“共感”を呼ぶ定期的に優秀な人材を確保することは企業の成長には欠かせません。しかし、企業が採用したい人材は他の企業でも採用したい人材であることが多く、企業の価値やブランドを伝え、大学生の“共感”を得るためには工夫が必要です。今号では、イベントで配布する資料として最適なアイテム「リクルート案内」にスポットを当ててみようと思います。リクルート案内はなぜ必要?大学生が新卒で就職口を探すとき、手に入れることができる情報は決して多くはありません。リクナビやマイナビなど「就活サイト」、エントリーした企業の「Webサイト」、そしてセミナーや説明会に参加した時にもらえる「リクルート案内」くらいです。このうち「就活サイト」はその性質上、個性的な表現による差別化は困難です。また数多くの企業にエントリーする大学生が、それぞれの企業の「Webサイト」を詳細に見るかというと、これも疑問。ところが印刷物である「リクルート案内」は配布できる数は限られるものの、企業セミナーや合同説明会で配布する、あるいは大学の就職課やゼミに送付するなど、能動的に企業の特長を伝えることができるメリットがあります。つまり企業の好感度アップと認知度アップに貢献。デザインや内容さえよければ読者の記憶に残り、たとえ中小企業であっても魅力や価値を感じてもらうことも可能です。リクルート案内と、会社案内の違い採用活動において、リクルート案内ではなく会社案内を配布する企業は意外に多いものです。しかしこれらは同じパンフレットでありながら似て非なるものであり、流用することはオススメしません。対象読者や掲載すべき内容が異なるため、効果的なアイテムになりにくいからです。それぞれのパンフレットを、ランチに例えてみると?【会社案内】誰が食べてもそれなりに美味しい「幕の内弁当」●主な読者…取引先、サプライヤー、株主や投資家、金融機関など●属性…老若男女さまざま●訴求ポイント…初対面の際に会社の全体像を分かりやすく伝える●主な内容…会社概要、経営理念、事業内容、財務情報、拠点や沿革など【リクルート案内】若者に人気のオシャレな「カフェランチ」●主な読者…入社を希望する大学生●属性…20代前半の若者●訴求ポイント…入社意欲を高めるため企業の魅力やブランドを伝える●主な内容…具体的な仕事内容、先輩社員の声などのほか、Webでは知ることのできない情報(製品やサービスにまつわる開発ストーリー、創業時の苦労話など、裏にある物語)を伝える。具体的な仕事内容や業務全体の流れ(フロー)、先輩社員の声は、リクルート案内独自のものであり、会社案内で代用することはできません。採用したい人材の共感を呼ぶために、大切な内容です。また、今後のビジョンや、企業の独自性や他社とのちがいも、できるだけ分かりやすく表現する必要があります。自社の魅力を伝えるアイテムとして、「リクルート案内」を作成してみてはいかがでしょうか。 関連記事 【第3回】勤続表彰って、並べるだけじゃダメなの?【社内報の企画相談】... フォトショでカンタンに曇り空を晴れ空に変えてみよう 課題が山積み! Webサイトの改訂 ~対象者の心理と行動を理解しよう... 「残念」なDMにならないためのライティング術
採用したい人材の“共感”を呼ぶ
定期的に優秀な人材を確保することは企業の成長には欠かせません。
しかし、企業が採用したい人材は他の企業でも採用したい人材であることが多く、
企業の価値やブランドを伝え、大学生の“共感”を得るためには工夫が必要です。
今号では、イベントで配布する資料として最適なアイテム「リクルート案内」にスポットを当ててみようと思います。
リクルート案内はなぜ必要?
大学生が新卒で就職口を探すとき、
手に入れることができる情報は決して多くはありません。
リクナビやマイナビなど「就活サイト」、エントリーした企業の「Webサイト」、
そしてセミナーや説明会に参加した時にもらえる「リクルート案内」くらいです。
このうち「就活サイト」はその性質上、個性的な表現による差別化は困難です。
また数多くの企業にエントリーする大学生が、それぞれの企業の「Webサイト」を詳細に見るかというと、これも疑問。
ところが印刷物である「リクルート案内」は配布できる数は限られるものの、
企業セミナーや合同説明会で配布する、あるいは大学の就職課やゼミに送付するなど、
能動的に企業の特長を伝えることができるメリットがあります。
つまり企業の好感度アップと認知度アップに貢献。
デザインや内容さえよければ読者の記憶に残り、
たとえ中小企業であっても魅力や価値を感じてもらうことも可能です。
リクルート案内と、会社案内の違い
採用活動において、リクルート案内ではなく会社案内を配布する企業は意外に多いものです。
しかしこれらは同じパンフレットでありながら似て非なるものであり、流用することはオススメしません。
対象読者や掲載すべき内容が異なるため、効果的なアイテムになりにくいからです。
それぞれのパンフレットを、ランチに例えてみると?
【会社案内】
誰が食べてもそれなりに美味しい「幕の内弁当」●主な読者…取引先、サプライヤー、株主や投資家、金融機関など
●属性…老若男女さまざま
●訴求ポイント…初対面の際に会社の全体像を分かりやすく伝える
●主な内容…会社概要、経営理念、事業内容、財務情報、拠点や沿革など
【リクルート案内】
若者に人気のオシャレな「カフェランチ」●主な読者…入社を希望する大学生
●属性…20代前半の若者
●訴求ポイント…入社意欲を高めるため企業の魅力やブランドを伝える
●主な内容…具体的な仕事内容、先輩社員の声などのほか、Webでは知ることのできない情報(製品やサービスにまつわる開発ストーリー、創業時の苦労話など、裏にある物語)を伝える。
具体的な仕事内容や業務全体の流れ(フロー)、先輩社員の声は、
リクルート案内独自のものであり、会社案内で代用することはできません。
採用したい人材の共感を呼ぶために、大切な内容です。
また、今後のビジョンや、企業の独自性や他社とのちがいも、できるだけ分かりやすく表現する必要があります。
自社の魅力を伝えるアイテムとして、「リクルート案内」を作成してみてはいかがでしょうか。