アドバンド株式会社

CSRとESGを包含するSDGsへの期待 Vol.01

20.10.30
CSRとESGを包含するSDGsへの期待  Vol.01

ESGへの関心の高まり

上場企業による株主・投資家へのディスクローズは、ここ数年で大きく変化しました。

これまで上場企業は、財務諸表や売上・利益などの財務指標を中心としたIR活動を行ってきました。
しかし、ESG(環境・社会・コーポレートガバナンス)を無視した経営をして、社会から強くバッシングされるという出来事が頻発。
これを受けて株価とともに企業価値が急落し、株主や投資家に大きな損失を与えることになりました。

これらのケーススタディをもとに、財務のみならず非財務情報の開示が求められるとともに、社会的な課題解決が新たな事業機会と投資機会を生み出すという考え方が拡大。
これが「ESG投資」という考え方に発展し、注目されるようになったのです。

ESGとは

ESGを具体的に説明すると、
環境(E):地球温暖化の原因とされる温室効果ガスの削減、
       自然エネルギーの活用、資源の効率的な運用やリサイクルなどのこと
社会(S):国内でも注目されている働き方改革やワークライフバランス、
       女性活躍や外国人採用などのダイバーシティ、自然災害時のBCP、
       ボランティアや地域貢献などCSR活動などが代表的
ガバナンス(G):コンプライアンスほか企業倫理、情報漏洩・セキュリティに係る
         リスク管理、適正なディスクロージャーなどのこと

投資家が株式投資をするとき、ESGという3つの観点から企業の将来性や持続性を分析し、
投資先を選別する方法が「ESG投資」です。
確実なリターンを得るのが最大の目的であると同時に、正しい経営を行う企業に資本が供給され、世界の社会全体の持続性にもプラスの成果を生み出すことが期待できるのです。

次回は「ESG投資」とSDGsの関係についてお伝えします。


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