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フォント基礎知識 TrueTypeとOpenTypeの違い

16.12.05
フォント基礎知識 TrueTypeとOpenTypeの違い

普段PCで使用しているフォント。
実はいくつかの形式があります。

大まかに分類すると
・TrueType形式
・OpenType形式
に分けられます。

今回は、TrueTypeとOpenTypeの違いについてご紹介します。
新たにフォントを購入する際などに参考にしてください。

TrueType

TrueTypeはMicrosoft社とApple社が共同で開発したフォント。
WindowsとMacのそれぞれにインストールできますが、互換性がありません。

1990年に発表され、歴史の古いフォントです。
2次ベジェ曲線を接続したもので曲線が表現されたもので、
登場した当時は、拡大縮小しても輪郭がガタガタにならない
スケーラブルなフォント形式として普及しました。

特徴としては、対応環境も多く安価なことです。
デメリットとしては、文字セットがOpenTypeより少ないことと
最高解像度は600dpiということ。

商業印刷には向かない場合もあります。

OpenType

こちらはTrueTypを拡張した次期フォント。
PostScript(Type1)形式(Adobe社が開発)もサポートした新しい形式です。
3次ベジェ曲線で描画。イラレのベジュ曲線と同じものとなります。

Adobe社とMicrosoft社が共同設計、Apple社がそれに賛同し開発されました。
WindowsとMacでフォントデータの互換性があります。

OpenTypeはTrueTypeとPostScriptフォントの両方の総称のため、
拡張子は、
PostScriptベース… .OTF
TrueTypeベース….TTF もしくは .TTC
となりやや分かりづらいです。

特徴は、文字セットの多さ。
異体字の制御や文字詰めも柔軟で、DTPに向いています。
デメリットとしては高価なこと。
現在はMORISAWA社をはじめ、年間ライセンス契約が主流になっています。

商業用デザインをする場合には、OpenTypeがオススメです。
ぜひご参考ください!

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