アドバンド株式会社

デザイナーが思う…こんなデザインはイヤだ!

16.03.18
デザイナーが思う…こんなデザインはイヤだ!

チラシやパンフレット、ポスター…、世の中にはデザインされたものがたくさんあります。洗練されたデザインのチラシやパンフレットだったらつい見てしまいますね。
でも、ときどき「うわー…これはひどい」と思うがっかりなものも…。

ここでは、ついやってしまいがちな、初歩的ミスを中心に紹介したいと思います。


こんなデザインはイヤだ

まずは、ひどいデザインのチラシを作りました。
このサイト「adLive.Co」を紹介するチラシです。

ああぁ…見ていてがっかりしますね…。

以下に「がっかりチラシ」になってしまっている原因を挙げてみました。


がっかり①:変な所が目立っている

妙にデカい音符が配置されている、URLの下の線が太いなど、
目立たなくて良い所が目立っています。

逆に、タイトル部分は細い字体で目立ちません。
これでは、どこを見れば良いのか分かりませんね…!



がっかり②:写真の大きさ・文字の配置がバラバラ

写真の大きさがものによって少しずつ違います。

それに、その写真の説明文も写真から少し離れた所に配置してあったり、逆に近かったりと、バラバラ。
行間も狭くて読みにくく、まとまりが無い印象になっています。




がっかり③:フォントを使いすぎ

色んな種類のフォントを使いすぎるのも、まとまりが無くなる原因のひとつ。

明朝体、ゴシック体、ポップ体、細字、太字…など入り混じっていますね。
使用するフォントはデザインのコンセプトに合わせて決め、使いすぎないようにすると統一感が出ます。




がっかり④:余白が揃っていない



チラシの上部は紙の端ぎりぎりまで文字が配置してあり、窮屈な印象。

また、写真や文字の上下左右が揃っていません。
揃える所はしっかり揃えないと、見ていてモヤッとする紙面になってしまいます。




がっかり⑤:何が言いたいのか分からない

色々書きましたが、そもそも一番の問題は、何が言いたいのか分からないということですね。
「誰に」「何をして欲しいか」が伝わらないと、チラシの意味が無くなってしまいます


デザイン修正!

先ほどのチラシを、分かりやすく修正しました。

before

after


[修正のポイント]

●このチラシは「adLive.co」にアクセスしてもらうことが目的なので、サイト名とURLを目立つ様に配置。
●このサイトにアクセスして欲しい方(ターゲット)への呼びかけを入れた。『印刷物・Web・映像の制作ご担当者必見!』
●タイトルやURLなどは上、掲載記事の紹介は下にまとめた。
●写真の大きさを揃えた。
●文字の行間を空けて読みやすくした。
●フォントは2種類に減らした。(adLive.coの文字と、それ以外)
●紙面の余白は、上下左右統一。


並べるとこんな感じです


デザインを変えると、同じ要素でも分かりやすくすることができます

「がっかりなチラシ」にしないために、気をつけることは色々あるのですが、大切なのはやはり「誰に」「何をして欲しいか」
つまり…「ターゲット」と「目的」をしっかり決めることかなと思います。

ぜひ、参考にしてみてください!

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