アドバンド株式会社

記念誌制作に役立つ6つのアイデア ~表現のヒント~

17.08.08
記念誌制作に役立つ6つのアイデア ~表現のヒント~

仕様を含めビジュアルを駆使しメリハリの効いたデザインで。

しっかりと読ませるページと、大胆に魅せて読者のハートをとらえるページ。
企画発想力も大事ですが、優れた作品の見せ方を模倣する勇気も必要です。


ヒント①
サイズや形状、綴じ方向を決定する

多くは定型のB5判やA4判ですが、小冊子形式のA5判、正方形や型抜きなどの変形も
可能です。右綴じ(左開き)は雑誌やビジネス書などに多い綴じ方で、テキストは
縦組みが中心。一方、左綴じ(右開き)は教科書や説明書などに多く、横組みが
中心となります。

ヒント②
紙質・製本やページ数を考える

企業ブランドを表現するには、用紙にもこだわりたいもの。手ざわりなどの質感や
紙の品質・厚さにより、もらった読者の印象は大きく変わります。ページ数が多く、
しかもカラー印刷となると単価もアップするため、配布する数量を検討してから、
ページ構成を確定する必要があります。なお製本に関しても、仕上がりに大きな影響が
あります。詳しくは本誌28ページをご覧ください。

ヒント③
写真のクオリティにこだわる

デジカメが普及し、手軽に写真を撮影できるようになりましたが、クオリティを
重視するならプロのカメラマンに依頼すべきです。特に大きく扱う写真や、冊子全体の
イメージに関わる写真は、できるだけ品質にはこだわりたいもの。人物、商品、建物
などは、他のツール制作でも再利用できます。この機会にまとめて撮影しておきましょう。

ヒント④
チャート、イラスト、マンガを活用する

ビジュアルを決める要素は、デザインと写真だけではありません。ページ展開に変化を
つけるためにも、チャートや図表、イラストレーション、マンガなどを使ってレイアウト
を工夫すると効果的です。実際に、写真集や絵本のような記念誌も存在し、読者の興味を
引くことに成功するケースも少なくありません。

図書館の資料をもっと活用しよう!



他社の記念誌をご覧になったことはありますか?
自社の記念誌を作る前に、他社の事例を閲覧することは大変参考になります。
ところが、会社案内やカタログなどのパンフレットとはちがい、記念誌は簡単に
入手することができません。
そこで、図書館の活用をおすすめします。記念誌・社史の所蔵が多いことで有名なのが、
神奈川県立川崎図書館です。約1万8千冊、全国有数のコレクションとなっています。
残念ながら貸出は神奈川県民のみですが、足を運ぶ価値は大きいと思います。
他にも国立国会図書館にも、数多くの記念誌・社史が所蔵されています。


次回、「制作スケジュール」へ続く。

このエントリーをはてなブックマークに追加