アドバンド株式会社

印刷物ができるまでを追いかけたら、意外とたくさんの人が関わっていた

16.03.29
印刷物ができるまでを追いかけたら、意外とたくさんの人が関わっていた

パンフレットやチラシ、ポスターなどいろいろな印刷物。
これらが、どんな人たちの手で、どのように作られているかご存知ですか?
企業のご発注担当者にとって、ぜひ知っておきたい
制作の流れと、関わる人たちをご紹介します。


1.企画

アートディレクターが発注担当者にヒアリングして、内容・予算を提案する。


お客様との窓口となり制作物の目的や対象、要望などをヒアリングした後、独自の提案をする。
いわば制作における総監督。





2.ラフデザイン

企画の内容をもとに、具体的なデザイン案を作成していく。


アートディレクターからの指示をふまえ、実際にデザインを作成。
イメージを形にするセンスとソフトを操る技術が問われる仕事。





3.取材・撮影

ラフデザインをもとに取材・撮影し、材料をそろえる。


制作物の意図を理解して文章を作成する。論理的に構成する能力が求められる。
該当者にインタビュー取材を行うことも。


イメージに合う写真を撮影。「人物」「料理」「スポーツ」など、得意分野を持つことが多い。
必要ならモデルやヘアメイクを手配する。




4.デザイン・校正

取材・撮影した材料が反映されたレイアウトを、発注担当者がチェック!


コピーライターが作成した文章をチェックする。
言い回しや誤解のある表現だけでなく、日付や値段など数値の確認も行う。




5.印刷入稿

通常、初校・再校・三校と、校正をかさね校了しデータを印刷所へ。


印刷会社の窓口となる。
制作会社からのデータの受け渡し、紙質・紙厚の提案、色校正(印刷前の見本刷り)のチェックをする。


データに不備がないか確認し、印刷~製本工程へつなぐ印刷用データを作成する。
写真の色味のチェックも行う職人的な仕事。




6.本紙校正 or 簡易校正

試し刷りし、問題がないかチェック

・本紙校正…実際に印刷する用紙に試し刷り
・簡易校正…特殊用紙に専用のインクで試し刷り

簡易校正は色見本としてのクオリティは落ちるが、
本紙校正より安価なため、制作物を原寸で確認したい場合などには便利。



7.納品

いよいよ完成! 努力と涙の結晶が届きます。



いかがでしたか?

このほかにも、イラストが必要ならイラストレーター、
外国語のパンフレットを日本語に訳す場合は翻訳家など、さまざまな人物が関わっていることも。

実は、印刷物はたくさんの人の手によって作られていることが分かります。

せっかく時間をかけて作るチラシやパンフレット…
すぐにゴミ箱にポイされた! なんて悲しいことにならないように、ぜひ良いものに仕上げたいですね。

このエントリーをはてなブックマークに追加