Web広報PR広告業界 Webの壁[担当者に必要な基礎知識/その①]Webの特徴 15.11.13 変化の激しい業界だからこそ、Webサイトの発注ご担当者にとって基本知識は重要です。その特徴や仕組み、よく使われる用語などを改めて確認しておきましょう。印刷物と異なりインタラクティブな媒体。ユーザーの理解と動線確保がカギ。パンフレットなど印刷物とWebサイト。閲覧者に情報を提供するという意味では同じ役割を持つが、それらの機能や性質には大きなちがいがある。まず、Webサイトはモニタで表示されるため画面という制約があり、レイアウトなどデザインの自由度が低い。またPCの機種やグレード、あるいはモニタの大きさや品質、タブレットやスマホなどデバイスの種類も多彩で、色や表示の完全な統一化は不可能だ。一方、動画やアニメーション、マウスオーバーによる画像の変化、リンク先への移動など動的でリッチな表現ができるのが大きな特長だ。それだけでなく訪問者とのタイムリーなやりとり、例えば問い合わせや資料請求、ブログやSNSへの投稿などインタラクティブ(双方向)なコミュニケーションができるという強みがある。一方で、訪問者が現在地を把握しづらいというデメリットもある。冊子のページ構成をひと目で把握できる印刷物と異なり、Webはモニタによる平面情報のため全体構成や階層などが分かりにくく、目的のページにたどり着くことが難しい。そのためインターフェースやサイトの設計が非常に重要となる。つまりユーザビリティを高めることが大切だ。これにはターゲット・ユーザーの心理や行動を知り、それぞれの目的ページに短時間でたどり着く動線を確保する必要がある。顧客、サプライヤー、株主・投資家、入社希望者、社員やその家族など、さまざまなステークホルダに対する理解が大切だ。さらに、「納品したら完成」の印刷物との大きなちがいは、「完成がスタート」という点。Webサイトは、むしろ完成後の運用・管理・修正・更新が重要になる。特に新規顧客開拓においてWebサイトの役割は大変大きく、修正や更新などの改訂・改善が売上アップに寄与する。つまり「Webサイトを育てていく」ことが、企業の成長につながるのだ。 Point ●PCやタブレット端末、スマホなど閲覧できるデバイスが多様●動的でリッチ、インタラクティブ(双方向)な表現が得意●現在地を把握しづらく、インターフェースやユーザビリティが重要●完成はスタートであり、更新・運用など継続的な改善が効果的 関連記事 ストレスフリー!見込客に郵送して反応を得る「販促DM」今どきの手法 ”らしさ”は、動画で。~動画の利用が大流行の兆し~【後編】 新卒採用の新ルール ~市場の今~【後編】 大学生×人事のホンネとギャップ ~採用広告づくり5つのポイント~
変化の激しい業界だからこそ、Webサイトの発注ご担当者にとって基本知識は重要です。
その特徴や仕組み、よく使われる用語などを改めて確認しておきましょう。
印刷物と異なりインタラクティブな媒体。ユーザーの理解と動線確保がカギ。
パンフレットなど印刷物とWebサイト。
閲覧者に情報を提供するという意味では同じ役割を持つが、それらの機能や性質には大きなちがいがある。
まず、Webサイトはモニタで表示されるため画面という制約があり、レイアウトなどデザインの自由度が低い。
またPCの機種やグレード、あるいはモニタの大きさや品質、タブレットやスマホなどデバイスの種類も多彩で、色や表示の完全な統一化は不可能だ。
一方、動画やアニメーション、マウスオーバーによる画像の変化、リンク先への移動など動的でリッチな表現ができるのが大きな特長だ。
それだけでなく訪問者とのタイムリーなやりとり、例えば問い合わせや資料請求、ブログやSNSへの投稿などインタラクティブ(双方向)なコミュニケーションができるという強みがある。
一方で、訪問者が現在地を把握しづらいというデメリットもある。
冊子のページ構成をひと目で把握できる印刷物と異なり、Webはモニタによる平面情報のため全体構成や階層などが分かりにくく、目的のページにたどり着くことが難しい。
そのためインターフェースやサイトの設計が非常に重要となる。
つまりユーザビリティを高めることが大切だ。
これにはターゲット・ユーザーの心理や行動を知り、それぞれの目的ページに短時間でたどり着く動線を確保する必要がある。
顧客、サプライヤー、株主・投資家、入社希望者、社員やその家族など、さまざまなステークホルダに対する理解が大切だ。
さらに、「納品したら完成」の印刷物との大きなちがいは、「完成がスタート」という点。
Webサイトは、むしろ完成後の運用・管理・修正・更新が重要になる。
特に新規顧客開拓においてWebサイトの役割は大変大きく、修正や更新などの改訂・改善が売上アップに寄与する。
つまり「Webサイトを育てていく」ことが、企業の成長につながるのだ。