広報誌/ニュースレター広報PR 広報誌発行までのロードマップ ~4~ 18.09.11 前回の記事では広報誌の企画や構成の決め方についてお話しましたが、今回はいよいよ最終回。最後までどうぞよろしくお願いしまーーーす!idea 5[ビジュアル]紙質や加工にこだわってデザインや仕様を決める誌面のビジュアルやレイアウトにもこだわりたい。文章、写真、図やチャート、イラスト、漫画など表現手法を工夫し、企画に合った訴求力を持たせよう。また、デザインは好みやトレンドの影響を受けやすいもの。あくまで考慮すべきは、年齢、性別、嗜好など“ターゲット読者„の属性であることを肝に銘じたい。つまり、読み手にどんな感情を抱かせたいのかがポイントとなる。また、サイズや紙質、加工にもこだわりたいものだ。サイズは一般的にA4判またはB5判が主流だが、本誌のように製本を工夫する、あるいはタブロイド判や小冊子など変形スタイルも面白い。手触りや風合いに着目し、質感のあるファンシーペーパーなど特殊紙で印刷することもできる。自社のイメージに合ったスタイルを追求したいものだ。idea 6[コンテンツ]切り口・アイデアを工夫し、読み応えある誌面をつくるデザイン同様、コンテンツに魅力がなければ、読者の心をつかむことはできない。では、どんな記事をつくればいいのだろうか。誌面の都合もあるため、ここでは4つのアイデアをご紹介しよう。業界の専門的な話自社の商品・サービス周辺の専門性やプロ意識を感じさせる記事。例えば、家具メーカーなら国産木材の良さ、ソフトベンダーなら勤怠管理のトレンドなど、専門家の視点から語る。大学教授や有名人など業界の権威に登場してもらうのも効果的。インタラクティブな企画チェックシートやテストでどんなタイプかを診断、クイズを出題してその答えを添削、写真や川柳の募集とプレゼント、アンケートの依頼と回収など、読者が参加できる切り口で関係性の構築をねらう。反応の有無にかかわらず、満足度はアップする。話題性ある旬のトレンドオリンピック、自動運転、AI、インスタ映えなど、最近の出来事やニュースバリューの高いキーワードとからめる。あるいはTVの人気番組や旬のタレント、流行語、トレンドスポットのような注目度の高い話題を取り入れると、読者の目を引きやすい。お得なはみだし情報自社の業界には無関係だが、知っておくと便利なアイデアなど。花粉症対策や青汁の効果など健康に関する記事、ビジネスに役立つ会計の知識、上司と部下の関係性やハラスメント、好ましいクールビズ……。自社に相応しい“切り口„を発見してほしい。idea 7[リニューアル]“マンネリ”は最大の敵! 方針や発注先を見直す「すでに広報誌を発行しているものの、いまいち成果を感じられない……」。そんな時は原点に立ち返ることが基本。「発行すること自体が、目的になってはいないか」と自らに問いかける勇気がほしい。読者を“わくわく„させ、自社の商品・サービスへの関心を高めてもらうには、発行元の編集チーム自体が仕事を楽しむことが大切だ。企画がマンネリ化している程度の問題なら、担当メンバーたちの頑張りでなんとかなるのかもしれない。一方、リニューアルをきっかけに、思い切って誌面を刷新するのも効果的だ。広報誌の名称を変える、編集方針を変える。あるいは編集部を若手や女性中心に変える、協力会社を変更するなど、編集チーム自体にメスを入れる方法もある。発行目的や編集方針、ターゲット読者に対して社内で十分なコンセンサスを得られれば、大胆な誌面変更やドラスティックな刷新により、大きな変化が期待できるだろう。・・・広報誌発行までのロードマップ、全4回、7つのアイデアについてご紹介してきました。いかがだったでしょうか。今まで、何となく「広報誌作りたいな~」とお考えだった方も漠然と「今のままで大丈夫かしら~」とお悩みだった方も制作のポイントをきちんと掴むことができれば、きっと価値のある広報誌を発行できるはずです。このロードマップがその道しるべとなることを願って...。それではまた! 関連記事 大学生×人事のホンネとギャップ ~採用広告づくり5つのポイント~ 変わる!法人営業~法人顧客が知りたい情報とは~ Illustratorで切り抜き画像にフチをつける “読まれない”株主通信は廃止、“読まれる”冊子へ
前回の記事では広報誌の企画や構成の決め方についてお話しましたが、
今回はいよいよ最終回。最後までどうぞよろしくお願いしまーーーす!
idea 5[ビジュアル]
紙質や加工にこだわってデザインや仕様を決める
誌面のビジュアルやレイアウトにもこだわりたい。
文章、写真、図やチャート、イラスト、漫画など表現手法を工夫し、
企画に合った訴求力を持たせよう。また、デザインは好みやトレンドの
影響を受けやすいもの。あくまで考慮すべきは、年齢、性別、嗜好など
“ターゲット読者„の属性であることを肝に銘じたい。
つまり、読み手にどんな感情を抱かせたいのかがポイントとなる。
また、サイズや紙質、加工にもこだわりたいものだ。
サイズは一般的にA4判またはB5判が主流だが、本誌のように製本を工夫する、
あるいはタブロイド判や小冊子など変形スタイルも面白い。
手触りや風合いに着目し、質感のあるファンシーペーパーなど特殊紙で
印刷することもできる。自社のイメージに合ったスタイルを追求したいものだ。
idea 6[コンテンツ]
切り口・アイデアを工夫し、読み応えある誌面をつくる
デザイン同様、コンテンツに魅力がなければ、読者の心をつかむことはできない。
では、どんな記事をつくればいいのだろうか。誌面の都合もあるため、ここでは
4つのアイデアをご紹介しよう。
業界の専門的な話
自社の商品・サービス周辺の専門性やプロ意識を感じさせる記事。
例えば、家具メーカーなら国産木材の良さ、ソフトベンダーなら勤怠管理の
トレンドなど、専門家の視点から語る。大学教授や有名人など業界の権威に
登場してもらうのも効果的。
インタラクティブな企画
チェックシートやテストでどんなタイプかを診断、クイズを出題して
その答えを添削、写真や川柳の募集とプレゼント、アンケートの依頼と回収など、
読者が参加できる切り口で関係性の構築をねらう。
反応の有無にかかわらず、満足度はアップする。
話題性ある旬のトレンド
オリンピック、自動運転、AI、インスタ映えなど、最近の出来事や
ニュースバリューの高いキーワードとからめる。
あるいはTVの人気番組や旬のタレント、流行語、トレンドスポットのような
注目度の高い話題を取り入れると、読者の目を引きやすい。
お得なはみだし情報
自社の業界には無関係だが、知っておくと便利なアイデアなど。
花粉症対策や青汁の効果など健康に関する記事、ビジネスに役立つ会計の知識、
上司と部下の関係性やハラスメント、好ましいクールビズ……。
自社に相応しい“切り口„を発見してほしい。
idea 7[リニューアル]
“マンネリ”は最大の敵! 方針や発注先を見直す
「すでに広報誌を発行しているものの、いまいち成果を感じられない……」。
そんな時は原点に立ち返ることが基本。
「発行すること自体が、目的になってはいないか」と自らに問いかける勇気がほしい。
読者を“わくわく„させ、自社の商品・サービスへの関心を高めてもらうには、発行元の
編集チーム自体が仕事を楽しむことが大切だ。
企画がマンネリ化している程度の問題なら、担当メンバーたちの頑張りで
なんとかなるのかもしれない。一方、リニューアルをきっかけに、思い切って誌面を
刷新するのも効果的だ。広報誌の名称を変える、編集方針を変える。
あるいは編集部を若手や女性中心に変える、協力会社を変更するなど、
編集チーム自体にメスを入れる方法もある。発行目的や編集方針、ターゲット読者に
対して社内で十分なコンセンサスを得られれば、大胆な誌面変更やドラスティックな
刷新により、大きな変化が期待できるだろう。
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広報誌発行までのロードマップ、全4回、7つのアイデアについてご紹介してきました。
いかがだったでしょうか。今まで、何となく「広報誌作りたいな~」とお考えだった方も
漠然と「今のままで大丈夫かしら~」とお悩みだった方も制作のポイントをきちんと
掴むことができれば、きっと価値のある広報誌を発行できるはずです。
このロードマップがその道しるべとなることを願って...。それではまた!