成功させるための秘訣は、ツール活用にあり！

インナーブランディングの成功には、さまざまなツールを駆使し、
会社が変わろうとする空気を生み出すことが肝心だ。
本特集の最後は、ブランディングに役立つツールを紹介しよう。

●クレドカード・ブランドブック
ビジョンや行動指針を記したカードや小冊子は、手帳に挟んで携帯したり、
気になった時にサッと確認できるのがメリットだ。

●記念誌（社史）
記念誌制作では、会社の歴史を振り返りつつ未来へ向かって
どう行動すべきかを自然と考えることになる。積極的に活用したい。

●社内報（イントラネット）
定期的に発行される社内報は、ビジョンを共有するのに最適な媒体。
連載企画などで反復することで、自然と理解を深められるだろう。

●Webサイト
コーポレートサイトの印象は、社員のモチベーションにも影響を与える。
先進性のあるイメージへの刷新は、自社への誇りや忠誠心に繋がるのだ。

●会社紹介動画
ブランドイメージ動画を外へ向けて発信。SNSで拡散されて世の中の話題を呼ぶなど、
社員の中に会社に対してのプラスイメージが生まれる。

●オフィス移転・模様替え
予算はかかるが、インパクトは絶大。オフィスの環境や社員の動線を
強制的に変えることで、気持ちを一新することができる。

社員の属性の多様化にともなって、「人」についての問題を抱える企業は
今後ますます増え続けるだろう。そんな時代に、インナーブランディングは
ぜひ試してほしい手法だ。まずは、これまで自社で取り組んできたことの棚卸しをし、
「自社らしさ」を見つけ、未来に向けた方向性やあるべき姿を考えてみる。
そして、社員が誇りを持てる会社づくりを行えば、全員が同じベクトルを向いて
進み続ける強い組織へと変化をとげることができるはずだ。