人材戦略 新卒採用の新ルール ~フロー攻略 ~ 17.12.19 ここまで現在の就職活動のトレンドを見てきたが、成功のためには全体像を把握することも重要だ。採用活動で特に重要な6つのフローをピックアップ。スケジュールを考える際には参考にしてほしい。①採用計画新卒採用を始める上でまず考えるのが、採用計画。ここでは、採用目標人数や採用ターゲットを決める。また、求める人物像もこの段階で具体的にしておくと、採用活動の基準として活用しやすいだろう。②インターン優秀な人材と早い時期にコンタクトがとれるインターンシップ。しかし、学生側は学校では学ぶことのできない会社のリアルについて知るために参加している。そのニーズをしっかり汲み取りプログラムを構成することが大切だ。③会社説明会説明会に参加する学生の一番の関心は、「自分が働いている姿を想像できるかどうか」。そのため、若手社員が登場して入社した理由や仕事の流れを説明したり、実際の職場での映像を流すといったコンテンツは学生から好評のようだ。一方、Webサイトを調べればすぐわかる内容を長々と説明したり、会社の自慢話で終始してしまうと反感を買いかねない。また、盲点なのが休憩中の社員同士のやりとり。険悪なムードは隠しているつもりでも意外と伝わるので注意したい。ちなみに、会場はなるべくアクセスのいい場所を用意しよう。もしも自社が駅から遠いようであれば、貸し会議室の利用も検討したいところだ。④書類選考市販の履歴書はスペースが限られているため、どうしても抽象的な内容になりやすい。そこで、オリジナルのエントリーシートを導入する企業が増えている。学生がこれまで経験してきたことを具体的に書かせ、自社の求める人物像に当てはまるかを見極めるのだ。ただ、あまり複雑な内容にしたり質問項目を増やしたりすると、採用スタッフの負担が増加し作業効率の低下を招いてしまうので気をつけよう。⑤面接面接を実施する上で最も重要なのは、面接担当者の評価基準の統一。求める人物像が備えておくべき能力を具体的に書き出し、それをもとに評価項目を策定することで、公平な面接を行うことができる。また、担当者選定の際には学生が憧れを持てるような、有能で社内での評価が高い人物を起用するのがベストだ。自社の経営方針やビジョンを理解しており、冷静で思いやりのある人物を選出したい。⑥内定フォロー内定から入社までの期間に「本当にこの会社でよかったのか」と悩む、「内定ブルー」に陥る学生もいる。不安を払拭し入社へのモチベーションを向上させるために、内定者懇親会やマナー研修などを開催し、積極的にフォローしよう。 関連記事 記念誌制作に役立つ6つのアイデア ~イントロダクション~ 【目からウロコの深イイ話】①人も企業も長生き、その秘訣は日本独自の文... インナーブランディング成功への道~活動の精度を高める5つのフェーズ~... アフターコロナの突破口を想像できるか?【営業スタイル】
ここまで現在の就職活動のトレンドを見てきたが、
成功のためには全体像を把握することも重要だ。
採用活動で特に重要な6つのフローをピックアップ。
スケジュールを考える際には参考にしてほしい。
①採用計画
新卒採用を始める上でまず考えるのが、採用計画。ここでは、採用目標人数や採用ターゲットを決める。
また、求める人物像もこの段階で具体的にしておくと、
採用活動の基準として活用しやすいだろう。
②インターン
優秀な人材と早い時期にコンタクトがとれるインターンシップ。しかし、学生側は学校では学ぶことのできない会社のリアルについて知るために
参加している。そのニーズをしっかり汲み取りプログラムを構成することが大切だ。
③会社説明会
説明会に参加する学生の一番の関心は、「自分が働いている姿を想像できるかどうか」。
そのため、若手社員が登場して入社した理由や仕事の流れを説明したり、
実際の職場での映像を流すといったコンテンツは学生から好評のようだ。
一方、Webサイトを調べればすぐわかる内容を長々と説明したり、
会社の自慢話で終始してしまうと反感を買いかねない。
また、盲点なのが休憩中の社員同士のやりとり。
険悪なムードは隠しているつもりでも意外と伝わるので注意したい。
ちなみに、会場はなるべくアクセスのいい場所を用意しよう。
もしも自社が駅から遠いようであれば、貸し会議室の利用も検討したいところだ。
④書類選考
市販の履歴書はスペースが限られているため、どうしても抽象的な内容になりやすい。
そこで、オリジナルのエントリーシートを導入する企業が増えている。
学生がこれまで経験してきたことを具体的に書かせ、自社の求める人物像に
当てはまるかを見極めるのだ。ただ、あまり複雑な内容にしたり質問項目を
増やしたりすると、採用スタッフの負担が増加し作業効率の低下を招いてしまうので
気をつけよう。
⑤面接
面接を実施する上で最も重要なのは、面接担当者の評価基準の統一。求める人物像が備えておくべき能力を具体的に書き出し、
それをもとに評価項目を策定することで、公平な面接を行うことができる。
また、担当者選定の際には学生が憧れを持てるような、有能で社内での評価が
高い人物を起用するのがベストだ。自社の経営方針やビジョンを理解しており、
冷静で思いやりのある人物を選出したい。
⑥内定フォロー
内定から入社までの期間に「本当にこの会社でよかったのか」と悩む、「内定ブルー」に陥る学生もいる。不安を払拭し入社へのモチベーションを
向上させるために、内定者懇親会やマナー研修などを開催し、積極的にフォローしよう。