記念誌広報PR 記念誌制作に役立つ6つのアイデア ~イントロダクション~ 17.06.19 会社の周年記念の事業として、記念誌を発行する企業も多くなってきています。しかしながら、いざ制作に取り掛かろうとしても一体どこから手をつければよいかと頭を悩ます人も多いのではないでしょうか?そんな方々のために、今回は記念誌制作に役立ついくつかのアイデアとポイントをまとめてみました! まずは初めに、記念誌制作における「基本」から探っていきましょう。周年事業における〝絶対王者〞、それが記念誌です。会社が節目の年を迎えるにあたり、記念事業の内容はお決まりですか? 例えば、ホテルの宴会場で祝賀イベントを開催する、あるいは記念旅行を実施する。または記念品の贈呈をお考えの会社もあるかと思います。ところが、イベントや旅行は単発的で、手間やコストがかかる割に効果が薄いもの。また、記念品は品物を選ぶセンスが問われる上、あまり良い反応は期待できません。一方、記念誌はどうでしょうか。社員やその家族が読めばロイヤリティ向上につながり、社内のベクトルを統一することができます。また、お客様や取引先に配布すれば、営業の際の会話のきっかけになります。採用活動では、学生など求職者に対して自社の魅力を訴求することも可能。形に残るため価値観を長く共有しやすく、ブランディング(企業価値の向上)が期待できます。また、制作プロセスでも多くのメリットがあります。編集スタッフを中心にコミュニケーションが活性化。さらに、経営陣・OBやベテラン社員と中堅・若手社員との新たな接点が生まれ、社内ネットワーク強化のきっかけとなります。そして温故知新。つまり、自社の歴史を知ることは将来ビジョンを描くチャンスでもあります。記録に残すか、記憶に残るか。2 つのタイプがあります。記念誌を発行するタイミングは、①記念式典で配布 ②周年記念日を含む年内もしくは期内 の大きく2つのパターンがあります。発行日が決まるとスケジュール調整が必要ですが、ここで1つ問題があります。それは編集方針によって、制作期間は大きく異なることです。最初に従来型の「社史」と呼ばれる【記録】 に残すことを目的としたタイプをご紹介します。これは過去の足跡や歴史を忠実に再現するスタイル。十分な資料収集が必要で、編集や制作に手間がかかる上、当然ながらコストも膨大です。一般にページ数も多くて分厚く、ケース入り・ハードカバーなど豪華な製本で作られ、本を開くことすら躊躇うものも少なくありません。残念ながら、ほとんど読まれることはありません。一方、最近のトレンドともいえるのが、ブランディングに主眼を置く、いわば【記憶】に残る記念誌。過去の資料やデータ重視ではなく、将来ビジョンの視点を盛り込み、会社の個性を表現したものが読者に好まれる傾向にあります。ページ数・装丁もライトな仕様にすれば単価も安くなり、幅広く配布して認知度を高めることができます。どちらが最適かは、会社の方針や記念誌の編集コンセプトによって決まります。いかがでしたか? このように、記念誌は単に会社の歴史を振り返るためのものではなく戦略ツールとしても活用できる企業のお役立ちアイテムでもあるのです!さて、次回からは実際に記念誌制作のヒントとなるような具体的なアイデアの数々をお届けしていきます。従来の形に囚われない自由な記念誌作りのため必要な工夫とは...?次回をぜひともお楽しみに! 関連記事 企画の基本の<き>アウトプット編~企画の「見せ方」を考える~ 会社説明会の参加者を増やすには、採用パンフレットの”直接送付”が効果... Webの壁[マーケティングで売上アップ/その①]SEOとSEM 魅力的な採用ページにするための「言葉」の使い方とは?
会社の周年記念の事業として、記念誌を発行する企業も
多くなってきています。しかしながら、いざ制作に取り掛かろうとしても
一体どこから手をつければよいかと頭を悩ます人も多いのではないでしょうか?
そんな方々のために、今回は記念誌制作に役立ついくつかのアイデアとポイントを
まとめてみました!
まずは初めに、記念誌制作における「基本」から探っていきましょう。
周年事業における〝絶対王者〞、それが記念誌です。
会社が節目の年を迎えるにあたり、記念事業の内容はお決まりですか?
例えば、ホテルの宴会場で祝賀イベントを開催する、あるいは記念旅行を実施する。
または記念品の贈呈をお考えの会社もあるかと思います。ところが、イベントや旅行
は単発的で、手間やコストがかかる割に効果が薄いもの。また、記念品は品物を選ぶ
センスが問われる上、あまり良い反応は期待できません。
一方、記念誌はどうでしょうか。社員やその家族が読めばロイヤリティ向上につながり、
社内のベクトルを統一することができます。また、お客様や取引先に配布すれば、
営業の際の会話のきっかけになります。採用活動では、学生など求職者に対して自社
の魅力を訴求することも可能。形に残るため価値観を長く共有しやすく、
ブランディング(企業価値の向上)が期待できます。
また、制作プロセスでも多くのメリットがあります。編集スタッフを中心に
コミュニケーションが活性化。さらに、経営陣・OBやベテラン社員と中堅・若手社員
との新たな接点が生まれ、社内ネットワーク強化のきっかけとなります。
そして温故知新。つまり、自社の歴史を知ることは将来ビジョンを描くチャンス
でもあります。
記録に残すか、記憶に残るか。2 つのタイプがあります。
記念誌を発行するタイミングは、①記念式典で配布 ②周年記念日を含む年内もしくは
期内 の大きく2つのパターンがあります。発行日が決まるとスケジュール調整が必要
ですが、ここで1つ問題があります。それは編集方針によって、制作期間は大きく
異なることです。
最初に従来型の「社史」と呼ばれる【記録】 に残すことを目的としたタイプをご紹介
します。これは過去の足跡や歴史を忠実に再現するスタイル。十分な資料収集が
必要で、編集や制作に手間がかかる上、当然ながらコストも膨大です。
一般にページ数も多くて分厚く、ケース入り・ハードカバーなど豪華な製本で作られ、
本を開くことすら躊躇うものも少なくありません。残念ながら、ほとんど読まれること
はありません。
一方、最近のトレンドともいえるのが、ブランディングに主眼を置く、いわば
【記憶】に残る記念誌。過去の資料やデータ重視ではなく、将来ビジョンの視点を
盛り込み、会社の個性を表現したものが読者に好まれる傾向にあります。
ページ数・装丁もライトな仕様にすれば単価も安くなり、幅広く配布して認知度を
高めることができます。どちらが最適かは、会社の方針や記念誌の編集コンセプトに
よって決まります。
いかがでしたか? このように、記念誌は単に会社の歴史を振り返るためのものではなく
戦略ツールとしても活用できる企業のお役立ちアイテムでもあるのです!
さて、次回からは実際に記念誌制作のヒントとなるような
具体的なアイデアの数々をお届けしていきます。従来の形に囚われない
自由な記念誌作りのため必要な工夫とは...?
次回をぜひともお楽しみに!