アドバンド株式会社

フォトショでカンタンに曇り空を晴れ空に変えてみよう

18.08.21
フォトショでカンタンに曇り空を晴れ空に変えてみよう

屋外で写真を撮った時、空がどんよりして印象が良くないこと、よくありますよね。
ここに、ドイツ・ドレスデンの美しい街並みの写真が2枚あります。


似たような写真ですが、右側の写真の方がさわやかで美しい印象を得ますよね。この2枚の違いは、ズバリ“空が晴れているかどうか”のみ。
空の表情が違うだけで受ける印象には大きな差が出てきます。
今回は、そんな曇り空の日に撮影した写真を、Photoshopを使って晴れた青空に変える方法をご紹介します。


空の部分のみ変更する

色域指定+Camera Raw フィルターを使用します。

↑こちらの写真を加工していきます。この日は晴天だったことにしていきましょう!

①【選択範囲】の【色域指定】で空を選択

②+マークのスポイトで選択範囲を追加し、許容量で調整

③空以外が黒になったらOK

④【選択とマスク】で調整

空と一緒に選択してしまった部分など、細かいところを調整します。

⑤【出力先】を【新規レイヤー】にしてOK

⑥生成されたレイヤーを右クリックでスマートオブジェクトに変換


⑦【フィルター】の【Camera Raw フィルター】で空の色味を加工修正

調整パネルの【かすみの除去】の数値を上げることで、ぼんやりとした空にメリハリと色味が強調され、グッと青空に近づきます。その他、色温度や彩度で調整し、明るい青空を作っていきます。今回はわかりやすく強めに数値を設定してみました。


⑧空の加工修正が完了

⑨空以外の被写体も明るく加工

もともと、曇天下で撮影した写真は日光が足りず空以外もどんよりしてしまっています。
背景レイヤーも明るく加工するとより自然になるのでお忘れなく!(⑥・⑦の要領や【色調補正】などを用いる)


被写体も明るくすることで完成した画像がこちら。

Tips

雲が厚すぎて色味の加工では限界がある場合

・④までの工程のあと、【選択範囲の反転】で空以外をマスク
・背景レイヤーに別の青空の素材を敷く

以上のステップで空の部分のみ青空の写真に差し替えてしまいましょう。


野外撮影の日、空模様が優れなくてもがっかりせず撮影してみましょう!
天気ばかりはどうしようもないですが、写真上の天気は意外とカンタンに変えることができるのです!

どうぞお試しください。

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