広報誌/ニュースレター広報PR 広報誌のトレンド最前線を開拓! 18.07.18 広報誌を発行する真の目的とは?そもそも広報誌とは・・・?一般的に「広報誌」とは、企業など団体や官庁などが不特定多数の対象者に向け、その活動を紹介する目的で発行される定期刊行物を指し、「PR誌」と呼ばれることも。保守的なものから雑誌やフリーペーパーのようにカジュアルなものまで、体裁やコンテンツは多様化しています。何故、発行するの?これまで、企業が発行する広報誌は自社の活動や取り組み、商品・サービス情報などを掲載するものが主流でした。ところが昨今、売り込みを意図した情報は警戒される傾向があり、好ましくありません。そのため“顧客視点“で、本当に役立つ有用な記事を掲載してイメージアップを図り、中長期的な企業価値向上を目的としたケースが増えつつあります。広報誌の発行を考えた時、まず認識しておくべきなのは、現代は情報過多であること。例えば10年前と比べると流通する情報量は数百倍から数千倍に激増し、その多くはインターネットやメールなどデジタル情報だと言われています。これは企業活動でも同様で、お客様にもたらされる商品・サービスの情報量が増えたため、よほど稀少で有益なものでない限り関心を得ることが難しくなっています。そこで最近さまざまな企業が取り組んでいるのが、お客様に役立つ情報を提供する広報誌。お客様の側から興味を抱いてもらうのに、非常に有効なツールとして再び注目を集めているのです。販売促進を中心に、3つのテーマでブランディングブランディングが必要不可欠なワケもう少し具体的に、発行する目的について考えてみたいと思います。さきほど広報誌の発行目的は、商品・サービスの„売り込み“ではなく、「中長期的な企業価値向上」だとお伝えしました。これは一般的にブランディングと呼ばれます。これまでのように右肩上がりの時代には、ブランディングはごく一部の有名企業だけに必要なものと考えられてきました。ところが昨今、BtoC・BtoB、規模の大小を問わず、あらゆる企業にとって不可欠なものになっています。その理由は、市場がグローバル化したため企業間競争が激化し、複雑化・高度化したサービスが増えたことで差別化が困難になったから。もちろん先に述べたように、IT技術により情報過多になったことも要因のひとつです。広報誌の発行を考えた時、誰もがはじめに考えるのはマネタイズ、つまり販売促進だと思います。たしかにコストを投じる以上、費用対効果を検討するのは大切なことだと思います。しかしブランディングとは、あくまで中長期的に考えるべきこと。早急に成果を求めるのではなく、さまざまな視点から波及効果を検討すべきです。お客様など外部向けだけでなく、社員や就職希望者など内部向け(インナーブランディング)にも効果的です。「3つの視点」を中心に広報誌の発行によるブランディングにおいては、大きく3つの視点が必要です。それは、Market(販売促進)、Recruit(人材採用)、そしてSynergy(組織強化)です。販売促進では、本当にお客様にとって役立つ情報を定期的に発信し、良好な関係を維持しながら商談のチャンスをうかがいます。また、超売り手市場の採用活動で配布すれば、特に新卒を中心とした人材採用にも効果的。そして社員の好奇心・モチベーション向上に寄与するため、組織強化にもつながります。新たに広報誌の発行を検討する場合、あるいは改訂・刷新を考えた時、社内稟議で費用対効果を問われるケースが多いと思います。短期的な売上アップのみに執着することなく、数値だけでは測れない効果を社内で共有することが大切なのです。せっかく手間とコストをかけて発行する広報誌。あらゆるステークホルダにブランドを実感してもらい、企業価値向上につながるツールを制作しましょう! 関連記事 ぐっと良くなる!デザインのコツ「フォント」編 中小企業が初めてインナーブランディングを行って感じたこと ③社員座談... 写真の切り抜き時間を5分の1に! Photoshopの「境界線を調整... 社内報の改訂・リニューアルで、担当者が知っておきたい3つの要点
広報誌を発行する真の目的とは?
そもそも広報誌とは・・・?
一般的に「広報誌」とは、企業など団体や官庁などが不特定多数の対象者に向け、
その活動を紹介する目的で発行される定期刊行物を指し、「PR誌」と呼ばれることも。
保守的なものから雑誌やフリーペーパーのようにカジュアルなものまで、体裁や
コンテンツは多様化しています。
何故、発行するの?
これまで、企業が発行する広報誌は自社の活動や取り組み、商品・サービス情報などを
掲載するものが主流でした。ところが昨今、売り込みを意図した情報は警戒される傾向が
あり、好ましくありません。そのため“顧客視点“で、本当に役立つ有用な記事を掲載して
イメージアップを図り、中長期的な企業価値向上を目的としたケースが増えつつあります。
広報誌の発行を考えた時、まず認識しておくべきなのは、現代は情報過多であること。
例えば10年前と比べると流通する情報量は数百倍から数千倍に激増し、その多くは
インターネットやメールなどデジタル情報だと言われています。
これは企業活動でも同様で、お客様にもたらされる商品・サービスの情報量が増えたため、
よほど稀少で有益なものでない限り関心を得ることが難しくなっています。
そこで最近さまざまな企業が取り組んでいるのが、お客様に役立つ情報を提供する広報誌。
お客様の側から興味を抱いてもらうのに、非常に有効なツールとして再び注目を
集めているのです。
販売促進を中心に、3つのテーマでブランディング
ブランディングが必要不可欠なワケ
もう少し具体的に、発行する目的について考えてみたいと思います。
さきほど広報誌の発行目的は、商品・サービスの„売り込み“ではなく、
「中長期的な企業価値向上」だとお伝えしました。
これは一般的にブランディングと呼ばれます。これまでのように右肩上がりの時代には、
ブランディングはごく一部の有名企業だけに必要なものと考えられてきました。
ところが昨今、BtoC・BtoB、規模の大小を問わず、あらゆる企業にとって不可欠な
ものになっています。その理由は、市場がグローバル化したため企業間競争が激化し、
複雑化・高度化したサービスが増えたことで差別化が困難になったから。
もちろん先に述べたように、IT技術により情報過多になったことも要因のひとつです。
広報誌の発行を考えた時、誰もがはじめに考えるのはマネタイズ、つまり販売促進だと
思います。たしかにコストを投じる以上、費用対効果を検討するのは大切なことだと
思います。しかしブランディングとは、あくまで中長期的に考えるべきこと。
早急に成果を求めるのではなく、さまざまな視点から波及効果を検討すべきです。
お客様など外部向けだけでなく、社員や就職希望者など内部向け
(インナーブランディング)にも効果的です。
「3つの視点」を中心に
広報誌の発行によるブランディングにおいては、大きく3つの視点が必要です。
それは、Market(販売促進)、Recruit(人材採用)、そしてSynergy(組織強化)です。
販売促進では、本当にお客様にとって役立つ情報を定期的に発信し、良好な関係を
維持しながら商談のチャンスをうかがいます。また、超売り手市場の採用活動で
配布すれば、特に新卒を中心とした人材採用にも効果的。
そして社員の好奇心・モチベーション向上に寄与するため、組織強化にもつながります。
新たに広報誌の発行を検討する場合、あるいは改訂・刷新を考えた時、社内稟議で
費用対効果を問われるケースが多いと思います。短期的な売上アップのみに
執着することなく、数値だけでは測れない効果を社内で共有することが大切なのです。
せっかく手間とコストをかけて発行する広報誌。あらゆるステークホルダにブランドを
実感してもらい、企業価値向上につながるツールを制作しましょう!