社内報人材戦略広報PRプランニング 社内報の創刊または改訂の際、発行方針を決めるための10個の質問 15.11.06 「社内報を新たに立ち上げたい」「既存の社内報の見直しを図りたい」。そう思い立って創刊や改訂を試みたものの、いいものが仕上がらなかった…そんなことにならないためには、事前に発行目的や編集方針、企画内容、デザインの方向性などを社内で共有することが大切です。ここでは10個の質問を通じて、社内報のクオリティを高めるためのヒントをお伝えしたいと思います。発行方針を決めるための10個の質問とはさっそくですが、社内報ご担当者様自身で質問に回答してみてください。① そもそも、社内報を発行し社員に配布する目的とは何ですか?② その目的のため、どんなコンテンツを発信する必要がありますか?③ 対象読者は社員に限定していいですか? 他の想定読者はいますか?④ 対象読者の年齢・性別・タイプなどの属性を把握していますか?⑤ 企画内容や表現において、読みたくなる工夫がなされていますか?⑥ 特集など、毎号期待できる記事がありますか?⑦ 数多くの社員を巻き込み、ロイヤリティを高める企画がありますか?⑧ 編集部員や制作会社など、関係者のベクトルは統一されていますか?⑨ 企画やデザインの発注先選定はまちがっていませんか?⑩ 担当者自身が楽しめる誌面づくりができていますか?いかがでしたか?意外にも(?)、過去から続いているという理由だけで、社内報の発行を継続している企業が多いという現実があります。社内報は“読まれにくい”アイテムであるからこそ、ノウハウを知り、読んでもらう工夫が必要なのです。簡単な工夫で、読みたくなる社内報に!そもそも、社内報を発行し社員に配布する目的とは何ですか?対象読者は社員に限定していいですか? 他の想定読者はいますか?漠然と「目的は社員同士の情報共有」では、非常にあいまいです。たしかに幅広い情報を掲載するものではありますが、中心となる編集方針は徹底すべきです。質問を掘り下げてみると、さらに明確になります。経営ビジョンを伝えるのか、部署間の連携を強化したいのか。社員だけでなくご家族にも伝えるのか。さらに広げ、採用活動などで外部へのブランディングとして活用するのか。創刊や改訂時には、ゼロベースで制作する意味を再定義することをおすすめします。企画内容や表現において、読みたくなる工夫がなされていますか?特集など、毎号期待できる記事がありますか?数多くの社員を巻き込み、ロイヤリティを高める企画がありますか?伝えたい内容を考えることはもちろん重要ですが、それをどのような切り口と見せ方で表現するかが重要です。また、マンネリは社内報の最大の敵だとお考えください。最も読まれる社内報をご存知ですか。それは自分が掲載されている社内報です。そして2番目に読まれるのが、自分の知っている社員が掲載されている社内報。つまり、できるだけ数多くの社員を掲載することは、少なくとも社内報を開いてみるモチベーションとなります。これには、社員を巻き込める企画がポイントです。しかも、社員全員が出演できる機会のある企画がのぞましいと言えます。また社内報の品質向上は、社員やそのご家族のロイヤリティ向上につながります。社外の人に誇れる社内報を制作したいもの。ご家族が見て「お父さんの会社って、やはり立派ねえ」とご家族が読んでも恥ずかしくないクオリティが理想だと思います。担当者自身が楽しめる誌面づくりができていますか?編集部員や制作会社など、関係者のベクトルは統一されていますか?最後に重要なことをお伝えします。ご担当者や編集委員、あるいは制作会社のデザイナーが楽しんでいない社内報は、読者満足度が低いと考えていいと思います。ものづくりすべてに当てはまると思いますが、制作物に注がれるエネルギーが大きい方が、読者への思いが伝わるものです。「自分自身が楽しめていないなぁ」そう感じたなら、発行目的や編集方針をゼロベースで考え直す時かも知れません。企画やデザインのパートナーとして、優れた制作会社と出会うことができれば、まさしく鬼に金棒。10個の質問を自分に問いかけることで、貴社の社内報が成功することをお祈りしています。 Point 社内報の創刊または改訂のポイント① 目的や方針はあいまいにせず、できるだけ徹底する② 多くの社員を巻き込み掲載すればロイヤリティが高まる③ 社外の人が読んでも感心できるようレベルアップを図る④ 担当者自身が楽しめるなら、読者満足度が高い 関連記事 読まれる“社内報”は写真が決め手! 気をつけたい3つのポイント 社内に“Z世代”の新たな風を ~コミュニケーションと育成の新ルール~... 企業にとってSDGsが不可欠な理由 Vol.02 ちょっと待った! 制作物の発注先選びは慎重に。
「社内報を新たに立ち上げたい」「既存の社内報の見直しを図りたい」。
そう思い立って創刊や改訂を試みたものの、いいものが仕上がらなかった…
そんなことにならないためには、事前に発行目的や編集方針、企画内容、デザインの方向性などを社内で共有することが大切です。
ここでは10個の質問を通じて、社内報のクオリティを高めるためのヒントをお伝えしたいと思います。
発行方針を決めるための10個の質問とは
さっそくですが、社内報ご担当者様自身で質問に回答してみてください。
① そもそも、社内報を発行し社員に配布する目的とは何ですか?
② その目的のため、どんなコンテンツを発信する必要がありますか?
③ 対象読者は社員に限定していいですか? 他の想定読者はいますか?
④ 対象読者の年齢・性別・タイプなどの属性を把握していますか?
⑤ 企画内容や表現において、読みたくなる工夫がなされていますか?
⑥ 特集など、毎号期待できる記事がありますか?
⑦ 数多くの社員を巻き込み、ロイヤリティを高める企画がありますか?
⑧ 編集部員や制作会社など、関係者のベクトルは統一されていますか?
⑨ 企画やデザインの発注先選定はまちがっていませんか?
⑩ 担当者自身が楽しめる誌面づくりができていますか?
いかがでしたか?
意外にも(?)、過去から続いているという理由だけで、社内報の発行を継続している企業が多いという現実があります。
社内報は“読まれにくい”アイテムであるからこそ、ノウハウを知り、読んでもらう工夫が必要なのです。
簡単な工夫で、読みたくなる社内報に!
そもそも、社内報を発行し社員に配布する目的とは何ですか?
対象読者は社員に限定していいですか? 他の想定読者はいますか?
漠然と「目的は社員同士の情報共有」では、非常にあいまいです。
たしかに幅広い情報を掲載するものではありますが、中心となる編集方針は徹底すべきです。
質問を掘り下げてみると、さらに明確になります。
経営ビジョンを伝えるのか、部署間の連携を強化したいのか。
社員だけでなくご家族にも伝えるのか。
さらに広げ、採用活動などで外部へのブランディングとして活用するのか。
創刊や改訂時には、ゼロベースで制作する意味を再定義することをおすすめします。
企画内容や表現において、読みたくなる工夫がなされていますか?
特集など、毎号期待できる記事がありますか?
数多くの社員を巻き込み、ロイヤリティを高める企画がありますか?
伝えたい内容を考えることはもちろん重要ですが、それをどのような切り口と見せ方で表現するかが重要です。
また、マンネリは社内報の最大の敵だとお考えください。
最も読まれる社内報をご存知ですか。
それは自分が掲載されている社内報です。
そして2番目に読まれるのが、自分の知っている社員が掲載されている社内報。
つまり、できるだけ数多くの社員を掲載することは、少なくとも社内報を開いてみるモチベーションとなります。
これには、社員を巻き込める企画がポイントです。
しかも、社員全員が出演できる機会のある企画がのぞましいと言えます。
また社内報の品質向上は、社員やそのご家族のロイヤリティ向上につながります。
社外の人に誇れる社内報を制作したいもの。
ご家族が見て「お父さんの会社って、やはり立派ねえ」とご家族が読んでも恥ずかしくないクオリティが理想だと思います。
担当者自身が楽しめる誌面づくりができていますか?
編集部員や制作会社など、関係者のベクトルは統一されていますか?
最後に重要なことをお伝えします。
ご担当者や編集委員、あるいは制作会社のデザイナーが楽しんでいない社内報は、読者満足度が低いと考えていいと思います。
ものづくりすべてに当てはまると思いますが、制作物に注がれるエネルギーが大きい方が、読者への思いが伝わるものです。
「自分自身が楽しめていないなぁ」
そう感じたなら、発行目的や編集方針をゼロベースで考え直す時かも知れません。
企画やデザインのパートナーとして、優れた制作会社と出会うことができれば、まさしく鬼に金棒。
10個の質問を自分に問いかけることで、貴社の社内報が成功することをお祈りしています。