アドバンド株式会社

Webの壁[担当者に必要な基礎知識/その④]発注先の選び方

15.11.30
Webの壁[担当者に必要な基礎知識/その④]発注先の選び方

Web制作では関わる人材が多様。得意分野を見極めて発注先を選定。

企業がWebサイトを発注する際に注意しておきたいことは、どこにポイントを置くかだ。

例えば1日数万以上ものページビューがあるポータルサイトや、アクセス数も多く決済機能がありキャンペーンや商品の変更など頻繁に更新する必要のあるECサイトでは、ユーザビリティはもちろんだがシステムやプログラムに強いWeb制作会社に依頼すべきだ。

一方、コーポレートサイトやリクルートサイト、訪問者が限られるB to B企業であれば、マーケティングに強いWeb制作会社への依頼がベター。

なぜなら、ビジネスモデルや社風・理念、商品・サービスはもちろん、幅広いステークホルダの心理や行動を理解する必要があるからだ。

ここで言うステークホルダは、新規顧客だけではない。
既存の取引先、サプライヤー、株主・投資家、就職希望者、社員の家族、そして地域住民などさまざまな訪問者が対象となる。


関わる人材が多様なことも見逃せない。

プロジェクトの責任者となるWebディレクターを中心に、インターフェースデザイン、グラフィックデザイン、コピーライティングに加え、コーディング、プログラミングなどさまざまな専門家が関わることになる。

もちろんソーシャルメディアも含め、運用・管理・更新を内製・アウトソーシングするかも考慮する必要があるだろう。


社内の担当者が必ずしも、ITやシステムに詳しい人間である必要はない。

Webサイト構築の目的や方針をしっかりヒアリングしてくれる制作会社に依頼すれば、満足できるサポートを受けることができる。

ただし、社内の担当者が理解できない専門用語ばかりを並べる制作会社には要注意だ。

逆に、お客様の理解度に応じて分かりやすく提案してくれる制作会社なら、貴社の課題や予算に応じた的確なWebサイトを構築してくれるはずだ。

PointPoint

●ECサイトなど大規模で更新の多い場合、システムに強い会社へ依頼
●商品・サービスが限られるB to B企業は、マーケティングに強い制作会社へ依頼
●担当者の理解度に合わせて、分かりやすく解説してくれる制作会社がベスト

このエントリーをはてなブックマークに追加