アドバンド株式会社

穴埋め5W1Hで社内報の設定を作ってみた

16.06.03
穴埋め5W1Hで社内報の設定を作ってみた

社内報を作るとき、なんとなくで作っていませんか?

読んでもらえる社内報を作るには、きちんとした設定が必要です。
そんな時おすすめなのが「5W1H」を埋めていく方法です。社内報について5W1Hに当てはめると以下のようになります。


Why?→なんのために発行するのか

Who?→誰が読むのか

Where?→どこで読むのか

When?→発行回数はどのくらいか

What?→何を書くのか

How?→どうやって作るのか


では、ひとつずつ見ていきたいと思います。


Why?→なんのために発行するのか

そもそもなんのために発行するのでしょうか?

本来社内報には、コミュニケーション不足やセクショナリズム、帰属意識の現象など“企業内部の課題”を解決する可能性があります。
社内報の主な目的を4つ、以下に示しておきます。

このように様々な目的があります。社内の課題をふまえ、社内報の役割を考えてみるのもいいかもしれません。


Who?→誰が読むのか

貴社の社内報は誰が読むことを想定しているでしょうか。

社員のご家族に読んでいただければ、会社に対しての理解を深めてもらえるでしょう。
また、就職活動中の学生に配れば社風を理解してもらえるため、採用のミスマッチが少なくなります。
さらに、営業活動においても企業ブランディングツールとして活用することができるでしょう。

下の図は、対象読者になる可能性のある人々とその拡大イメージです。

設定する読者が変われば、もちろん載せるべき内容も変わります。だから、読者を設定するのはとても大切なのです。


Where?→どこで読むのか

読者がどんな場所で読むか、という想定も大切です。それによって内容やサイズを検討する必要があります。

オフィスで読むのなら、社内で役に立つ情報が多いほうがベター。
家族で読むのであればみんなで楽しめる企画を盛り込む、通勤途中で読むなら女性のバッグに入れやすいB5サイズにするなど工夫が必要です。

読者に読んでもらいたい場所を想定して作ると、読まれやすいものになるでしょう。


When?→発行回数はどのくらいか

何回発行するか、というのも重要な設定のひとつ。

発行者にとってはコストの問題へと繋がります。また、回数が多いと記事の量が増え、ネタ切れの際には大きな負担となります。
受け取る側としても、あまりに多い保管が大変。反対に少なすぎると、存在を忘れてしまうこともあります。適度な発行回数にしましょう。

ちなみに、季刊(年4回)が最も一般的ですが、発行回数にルールはありません。


What?→何を書くのか

ここが一番の悩みどころです。しかし、目的や読者、読む場所を考えれば自然と絞られていくはず。
当サイトでも随時ヒント集を更新するので、企画に詰まった時は覗いてみてください。


How?→どうやって作るのか

いよいよ最後。Howの部分です。

ここまで「どのような社内報を作るのか」を考えてきましたが、形にしなくては意味がありません。
発行担当者が経営者に近ければスムーズな発行ができます。
また、国内外に複数の拠点がある場合は、拠点ごとに最低1人の編集メンバーがいると理想的です。

さらに、デザインや印刷の発注先を考えなくてはいけません。
下記の表は、それぞれの発注先の違いを示したものです。これを参考にして、貴社に合う発注先を見つけてください。

※ここでは社内にデザイン部門を持たない(あるいはデザインの多くを外注する)会社のことを便宜上「広告代理店」と呼んでいます。


最後に

いかがでしょうか。

考えなくてはいけないことが多くてげんなりした方もいらっしゃると思います。
しかし、せっかく作るのであれば、多くの人に読んでほしいですよね。そのためにも5W1Hの設定は欠かせないのです。

抜けていたと思った部分はぜひ考えてみてください。きっと、今までよりもワンランク上の社内報が作れると思いますよ!

このエントリーをはてなブックマークに追加