アドバンド株式会社

広報誌発行までのロードマップ ~3~

18.08.14
広報誌発行までのロードマップ ~3~

広報誌発行までのロードマップも3回目を迎えました。
制作のためのポイントのコツはつかめてきたでしょうか?
今回の記事では、冊子全体のコンセプト決めやページの構成についてお話します!


idea 3[編集チーム]

実制作を担う協力会社と目標や世界観を共有する

編集チームにおいて、協力会社の存在は決して小さいものではない。
相性もあるし、目的・方針への理解はアウトプットを大きく決定づける。
そのため、実制作を担うデザイナーやコピーライターと、その世界観を
共有することは非常に重要なプロセスだ。

世界観というと大袈裟だが、「広報誌を読み、読者をどんな気持ちにさせたいか」
といえば分かりやすいかも知れない。その際、「2軸マトリクス」の活用をお薦めしたい。例えば、横軸を「先進的︱保守的」、縦軸を「高級感︱親近感」としてみよう。
この4つの領域のどこに位置しようとしているのかを定め、それを編集チームで
共有するのだ。これは1つの例だが、特にビジュアルや表現は感覚に
よるところが大きく、できるだけ明文化しておくと後々の誤解を生みにくくなる。


idea 4 [ページ構成]

特集・連載企画を検討し、硬軟のメリハリをつける

広報誌の台割(ページ構成)を考える前に、年間発行回数をふまえた各号の
ページ数を決定する必要がある。少ないと物足りなさを感じるし、
逆に多過ぎても読者の負担が大きい。そこで、一般的には12~24ページくらいが
ボリュームゾーンとなる。もちろん、総予算や印刷部数なども検討すべきだ。

ページ数が決まれば、編集チーム内でブレインストーミングしてアイデアを
出し合うのだが、同時に、単発で取り上げる「特集企画」と、毎号必ずコーナーを
設ける「連載企画」に振り分けてみる。奇数号のみの連載企画があっても構わない。
要するに、記事の硬軟や重要度を考慮しながら、冊子のバランスを整えていくのだ。
これは雑誌やフリーペーパーの手法と同じ。読者を飽きさせず、しかも次号への期待
を持たせる意味もある。







冊子全体の雰囲気、ページ構成どちらもやはり「読み手」を意識することが
非常に重要ですね。特集や連載ページは編集チームの中で意見を出し合って
読み応えのあるおもしろい企画を考案してみましょう…。といっても
「おもしろいものって何?」「具体的にどんな企画がいいの?」という疑問が
浮かぶ方も多いと思いますので、次回はそれらの具体的なアイデアをご紹介します。
お楽しみに!



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