- 公開
- 2025/10/28
会社の歴史を整理して、志が揃う有意義な周年事業に
 
                 
                創業30年、50年、100年といった節目に取り組む「周年事業」の中で、多くの担当者が苦労するのが「会社の歴史」です。今回は、周年事業を進めるための一助となれるよう、会社の歴史のまとめ方について解説します。
目次
「周年事業」は従業員の意識を揃える絶好のチャンス
企業規模が大きければ大きいほど、会社の方針を従業員に行き渡らせるのが難しく、全員の意思統一が図にくくなります。そこで有効なのが、「自社らしさを明確にし、伝えていく」活動です。これにあたり、伝える内容を全社で統一し、コミュニケーションの活性化を図る必要があります。その絶好の機会が「周年事業」です。会社の節目に実施する取り組みとして全従業員を巻き込みやすい上、必然的に会社の「過去」と「未来」に意識が向くことから、それぞれが「自社らしさ」と「自社の将来」について考えるきっかけとなります。
編集方針を確認し、充実した原稿になるよう下準備
原稿作成にあたり、過去を知る人に取材を行います。その際、あらかじめ原稿の最終的な用途を決め、編集方針を明確にします。理由は、取材で得られた情報を断片的な「思い出話」ではなく、有意義なコンテンツにするためです。ここで、編集の際に作成すべきツールを3つご紹介します。
「出来事記入シート」
取材前に作成。創業から現在までの世の中や業界の動き、会社の歴史などを記入する。
「文字起こし原稿」
当日の取材をレコーダーで録音し、文字に起こす。
「引用データ」
重要な出来事は、過去の発行物やデータなどを出来事記入シートと紐付ける。ストーリーが深まり、取材内容との整合性チェックが容易になる。
「因果関係」で読者を引き込む!自社らしさを見つける周年事業を始めよう
「出来事記入シート」「文字起こし原稿」「引用データ」をもとに、歴史をいくつかの章に編集します。各章のストーリー展開をプロットとしてまとめ、ライターが原稿を執筆します。仕上がったら、担当者や取材対象者を含む複数名で校正を重ね、校了となります。なお、わかりやすい文章を書くためには、「因果関係」が重要です。出来事そのものだけでなく、インタビューで出来事の因果関係を引き出すことで、読者の心をつかむ生きた物語となります。有意義なイベントとして成功させたい周年事業。まずは、会社の歴史をまとめることから始めてみてはいかがでしょうか。
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